あの後千歳の手を無視してそそくさと帰って来た私だけど…


あんなんでいいのかなぁ~???


てゆーか次ぎ合うときとかいつだよっっ!!!!


「お帰りなさイッ!!!華麗さん!!!」


「ただいま…」


「おぉ~☆おかえり華麗♪」


「姫華っっ!!!もう大丈夫なの??」


「うん☆もう大丈夫だよ♪翔太が色々とやってくれたから!!!」


「ありがと翔太」


「いえ!!俺は自分がやれる事をしたまでです!!!」


そう言って翔太はペコッと頭を下げて一礼した。

「それで!どうだったの黒龍のほうは??」


「それがどうやら姫華をヤったのは副総長の薫って奴だった…」


そう…
今思い出した…
ガキの頃散々苦労掛けさせてしまった私の幼馴染…
このことは姫華にはまだ言ってない…

「そうだったの?!」

「うん…話の内容からするとね…だけど総長の千歳って奴が俺の不注意だとか何とかいって 俺を殴れって言って来たから…「まさかおもいっきし殴ったとか??」」


「うん。そのまさか…です。」


そう言ったとたん姫華は大きなため息をついて



「本当に華麗って遠慮っていう言葉が無いよね…」


「だってそん時は姫華のことで頭に血がのぼっちゃって…自分で自分が抑え切れなかった んだもん…」


「うん…うちこそゴメンネ…華麗に迷惑掛けちゃったね…」

「迷惑なんかじゃないっ!!迷惑なんかじゃないから…もっと信用して…もっと頼って  よ…」


「うん…本当にゴメンネ…」



そう言って姫華は泣いてしまった…。


その時華麗は泣きそうになっていたけど必死で涙をこらえ姫華を腕の中に包み込んで、泣きやむまで頭をなでなでしていた…。