王子様とお姫様の秘密の放課後

本を抱えて、荻野先輩と図書室を後にした。

テストの後の何日かは、旧校舎はいつも以上に静まり返っている。

外は風が心地良く吹き、伸ばした腰までの髪がなびく。

束ねてはいても邪魔になる程。

伸ばしすぎかな?

荻野先輩の一歩後ろを歩いて、先輩の背中を見つめていた。