「雅人、帰って来たのか?」 聞き覚えのある声が部屋の中からした。 「あがって、兄さんいるけど気にしないで良いから!」 言葉を発しない私は微かに頷き返事をした。 小さな声で 「お邪魔します」 先輩の後を付いて、広い部屋に入った。