「美空?」 マグカップを持ってきた先生は、私が俯いてたのを見てギュッと抱き締めた。 「どうした?」 「今更に…っ、せんせ…と会え…て、嬉し…くなっ…」 抱き締められれば、一コロで涙は零れた。 本当に今更なのに、心のどこかでは、寂しかった。 笑顔で居なきゃと思うばかり、寂しさを押し殺してた。 「ただいま、美空。もう、無理して笑顔で居る必要は、ない」 「せんせ…ありがとう」 何も言わず、更にギュッと抱き締めた先生は、私の大好きな先生で、やっぱり変わってない。