「先生っ!」 手元の目的物を掴んだまま、とりあえず先生を見上げた。 1年で少しやつれた気がする。 でも、元気なのかな? 周りが私達をじっと見つめ、感動の再会を、固唾を飲んで見守る。 ただ、空気を読めない私は琴美さんに、『桜色の春』を譲って貰って(前作、おまけの部分です。)レジへと、さっさと行く。 先生と会えたのすごく嬉しいけど、先生と会うのは運命共同体として、必然でありもし、今日一言も話せなくても、待てる自信がある。 だって、先生が大好きだから。