こうしてレックスの前に立つと恥ずかしさが込み上げてくる。





私は床に視線を落とした。


まともに顔が見られなかった。


レックスは私が今まで会った人の中で、一番素敵な人だったからだ。





そんな温かく穏やかな空気は一瞬にして砕かれた。