桜の恋心

それからしばらくして、
私に嬉しい出来事が
おこったの――。


「春斗、昼飯行こうぜ」
親友の陸斗が声をかけてきた。

『おう!ってか陸斗
 どこで食うんだ?』
この時間は皆もお昼ご飯なので、なかなかいい場所がない。

「そうだなぁ・・一つだけいい場所あるぞ」

『それってどこだ?』
そんな場所あったっけ?
俺の頭にそんな疑問がよぎる。

「だまって着いてこい!俺のお気に入りの場所だ」

俺は陸斗について行くことにした。