「鳥居さんっ!」
「はい?」
「…あの…」
「山田さん…」
「…はい」
「寂しいですね…」
「…え?」
「山田さんが退院されるの…って不謹慎ですね…」
「あっ、あの…俺…月の写真を撮ってて落ちたんです。あの月を貴方に見せたかった…。」
彼女の顔が見れずにうつむいたままそう言い終わるとちらっと彼女を見た。
「山田さん…」
「変な事言ってすみません…忘れて下さい…」
俺は慌てて手を顔の前で振った。
彼女は周りをキョロキョロ気にすると俺に近づいて耳元でこう呟いた。
「来年、一緒に見ていいですか?」
「はい?」
「…あの…」
「山田さん…」
「…はい」
「寂しいですね…」
「…え?」
「山田さんが退院されるの…って不謹慎ですね…」
「あっ、あの…俺…月の写真を撮ってて落ちたんです。あの月を貴方に見せたかった…。」
彼女の顔が見れずにうつむいたままそう言い終わるとちらっと彼女を見た。
「山田さん…」
「変な事言ってすみません…忘れて下さい…」
俺は慌てて手を顔の前で振った。
彼女は周りをキョロキョロ気にすると俺に近づいて耳元でこう呟いた。
「来年、一緒に見ていいですか?」