「…お節介とか言ってたくせにさ、ズルいよ」 私は小さく寝息を立てる由優に聞こえないように呟いた。 「あんな風に必死にさ…」 『先生、お願い』 「…守ってくれて、ありがと」 由優の寝顔を覗き込んだ。 瞬間。 シュッ。 「きゃ」 制服のタイを思いきり引かれる。 私はそれを押さえて前屈みになった。 青空輝く劇の下、 私のファーストキスだった。