「はい。あ、ペコちゃんでいいですよ」



重低音な声で可愛い返事が返ってきて、思わず微笑んでしまう。


やっぱりいい人かも。


何、話そうかな?

タロちゃんの会社の人だし、仲良くなりたいし。

あ、そうだ。



「じゃあ、ペコちゃんって呼ぶね。ペコちゃんは、どうして日本に来たの?」


その瞬間、ペコットさんは、ピクリと眉を動かした。


あ・・れ?