「ミツキ様、体が冷えたでしょう。暖かい飲み物を買ってきますね」


「ありがと・・う」


タロちゃんの気持ちは嬉しいけど、ここにペコットさんと取り残されるのって、微妙なんですけどーっ!!



タロちゃんに、私の心の叫びは全く届かず、私は複雑な気持ちでタロちゃんの背中を見送った。





「・・・どこに逃げても無駄ですよ」


ひいぃっ!


ペコットさん、怖いよ!



本気で怖いし!



「何で、ここが・・・わかったの?」



私は恐る恐るペコットさんを見上げた。