喉の奥が熱くなり、苦しくなった。


「有名か………。
蓮は…もう、いないんだな…」


監督はお兄ちゃんの知り合い…!?!?

「どうっ、し…て…?」

「俺はこいつとバッテリーを組んでた」



今野章介…。


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『…こいつは俺の女房のショウスケ。
それに4番でキャプテンなんだぞ』

「…にょうぼう?」

『バッテリーを組んでて、すごく信頼してるやつの事だよ』

+++++

監督がショウスケさんだったんだ…。


「どうしてだ…?うみ…」


監督は全てをわかっていて、俺に…私に尋ねた。


私たちは…ただ一点を見つめていた。