『もうすぐ着くよ?』 「本当? 続きは帰ってからだな」 観覧車から降りると、 菜智と祐希くんが 手を繋いでた。 『もしかして‥』 「うちら付き合うことに なりました~!」 菜智が笑顔で言い、 祐希くんは少し はずかしそうだった。 『本当に?! おめでとうっ』 嬉しい! 今日のデートは 成功したんだ!! 『よかったね! 祐希くん♪』 「そろそろ帰るかー しなきゃいけないこと できたし♪」 そう言って私を見ながら 雅紀は言った。