笑顔で見送る店員の人。 中はやっぱり暗くて、 足が今にも 震えてしまいそう… 先に行ってしまった 菜智と祐希くん― ビビりまくってる 私の手を引く雅紀。 雅紀と手を繋いでるのに 恐怖心の方が大きくて ときめきすらしなかった ただ歩けば歩くほど 出てくるお化けが嫌で 足を見て歩くことしか できない… 「怖がりすぎじゃね?」 そう笑いながら言い、 出口まで連れて 行ってくれた。