ふたご王子に恋をした

「あぁ…それ、昨日届いた。」



「そうなんだ……って、早っ!!もう支度終わったの!?」



声のするほうに目をやると、制服に身を包み髪の毛もばっちり整った陽がカバンを持って立っていた。


はっや!!



「お前が急かしたんじゃん。」



「いや、そうだけど…」



「手紙、見た?」


「見たよー。来週帰ってくるんだってね♪久し振りだなー☆」


「………ずいぶんうれしそうだな。」



「まぁね!久々に会えると思ったらワクワクしてきちゃった。」



「……うわー…やーきーもーちー。」



陽はムッとしてそう言うと、座っていたあたしを後ろから抱き締めた。



つけたばかりの香水が鼻をくすぐり、陽の髪の毛があたしの首筋をくすぐった。



ちょ…朝から…心臓持たないってば!



「は、箱!開けてみようよ!」



動揺を隠すようにして話を戻す。




「えー…だりー…お前開けて。」



「しょうがないなあ……ちっちゃい箱があたしで大きいのが陽のらしいよ。じゃあまずはあたしのね!」


キレイに包装紙をはがしていく。