苦痛なテストも終わり、1週間後。
パラパラと返却される赤点だらけのテスト。
ここは市瀬宅。
あたしは正座をすると目の前でどっかりあぐらをかく陽に黙ってテストを差し出した。
「はあ…なんなのコレ。やる気あんのかてめぇは。」
「全力です!」
「どアホが!」
「いたっ!」
あたしの赤点だらけのテスト用紙で陽が頭をバシバシ叩く。
「でも、英語は俺のおかげで60点だよ☆合格だね!」
となりにいた旭はまるで子どもをあやすようにあたしの頭をなでた。
「でも旭に例の英語の範囲教えてもらえば100点間違いなしだったのに…!」
「え?あれまだ信じてたの?」
「へ?」
「ウソに決まってんじゃん。あれは麻衣を学校に来させるためのウソだよ?」
「な……なんですと!?」
「ごめんね☆そう言ったら絶対来ると思ったから♪」
ガーン…
う、うそって……
「ったく…お前はバカみてぇに人を信じすぎる!もっと世間の厳しさを知れ!」
「でもそれが麻衣のかわいーとこじゃん☆」
「てか、あたしお腹すいたんだけど。ケーキないの?」
「てめぇの話してんだよ!ちゃんと聞けや!」


