旭の話を聞いて今まで気になってたことが全て繋がった。
行事なんか嫌いでめんどくさいって思ってる陽が遠足に来たのは、真美さんと来た思い出の場所だから。
あたしが嫌がらせされたときふたりがあんなに怒って心配したのは、真美さんを守ってあげられなかったから。
俺のこと、嫌い?
ってふたりとも切なそうに聞いたのは、
不安で、
好きな人が自分から離れてく悲しさを知っているから。
嫌いじゃないよ
好きだよ
そんな単純なひとことで安心できる。
真美さんを失ってから、
旭も陽も
ずっと寂しかったし、守ってあげられなかった罪悪感でいっぱいだったんだ。
「お待たせいたしました。チョコレートケーキとミニプリンパルフェになります。」
タイミングを見計らったのかと思うくらい、ちょうどいいタイミングで店員さんがやってきた。
「おいしそ~!お腹すいたし、早く食べよ?」
重い空気を払いのけるように旭はニッコリ笑って言った。
「……そんなことないよ。」
「…えっ?」


