ふたご王子に恋をした

「…気になるなら聞けばいーんじゃない?」


「えっ!?い、いいのかなぁ…」



「付き合ってからゴチャゴチャ聞かれんのはちょっとウザイけど、今ならいーんじゃない?しつこくない程度に聞いてみれば?」


「しつこくない、程度ね…」



そこまで話したところで何人かが教室に入ってきた。


「…役に立たなくてごめんね。グチで良ければいつでも聞いてやるから、あんまりひとりで抱え込まないように。」



國政はあたしの頭にポンと手を乗せると自分の席に戻っていった。


……ありがと。



聞いてみようかなー…



「…あれ、麻衣ちゃん?おはよ?」



ボーッとしているあたしの顔をのぞきこんだのは紗結ちゃんだった。




「わ!おはよ、紗結ちゃん!」



「おはよ☆今日はずいぶん早いんだね?」



「あ、うん、早起きしちゃってさ。」


「そっかー。たまにあるよね、そういうとき☆勉強は進んでる?」


「それが…サッパリ…」



あたしは口をへの字に曲げて答えた。


「あはは☆でもまだ時間あるしちょっとずつ進めてけば大丈夫だよー。」


「だよね!」


紗結ちゃんにそう言われるとなんだか安心するな!