ふたご王子に恋をした

「で?こんな朝早くから國政は何しに来たの?」


「随分な言い方すんね、アンタ……俺は大体いつもこの時間に来てんだよ。」


「え!?そうなの!?知らなかった…」


「そうだろうね、遅刻ギリに来る小泉にはわかんないよ。」


「…かなりトゲのある嫌味だね。」



「そういう小泉こそこんな朝早くからどうした?お前がこんな朝早くからいるとなんか怖いんだけど…」


「たまたま早起きしたから。家にいてもしょうがないし…」


「ふーん。」




國政は半分聞き流すようにしてカバンを机に置くと、あたしのとなりの陽の席に座った。


「はい、グミあげる。」


「あぁ、ありがと。」


國政お気に入りの果汁たっぷりグミぶどう味を一粒もらう。


「アンタって本当グミ好きだよね。グミ人間じゃん。」



「朝ゴハンはグミと相場が決まってる!」


「いや決まってねーよ。」




あたしのツッコミに國政はフッと鼻で笑いながらグミを頬張った。


國政とゆっくり話すのなんてだいぶ久し振りな気がするなぁ。


男子と言えば、あの二人としか関わってなかったから…