ふたご王子に恋をした

英語の教科書と、単語帳を出してみる……





ケド、やっぱ勉強する気起きねぇ~!



朝から勉強はムリだわ。頭が働かん。よく考えてみたらあたし1時間目は寝てるかボーッとして話聞いてないし…


そんなやつが7時半から勉強なんてムリな話だったわ。



教科書を閉じる。




「ごめんね…キミとは向き合う気になれないよ。」



…なんだか今のセリフ、二人に対して言ってるようにも聞こえるな…



「…なにブツブツひとりごと言ってんの。」


「ぉわあッ!」



教室の端のほうから急に声が飛んできた。


驚いた拍子に教科書を床に落としてしまった。



「おはよ。」


「…なんだ、國政じゃん。」



ドアの前に眠そうな顔をした國政が突っ立っていた。


つーか…



影うっす!


全然気がつかなかった。



「なんだ、って…誰と勘違いしてたかわかんないけど、失礼だよそれ。」


「いや、だってほらここ最近登場回数少なかったから…」


「確かに…所詮俺って存在感のない地味なヤツなんだよ。」


「ごめん、否定できないわ…」


「いや、自信持って否定しよう!?」