ふたご王子に恋をした




「おはようございます……って、誰もいないか…。」




教室に入ると人っこひとりいなくて、ただまぶしいくらいの日差しが教室の中に降り注いでいた。



時刻は7時半。



早ッ!



自分でも思う。


今朝は5時くらいにパッチリ目が覚めて、二度寝すると起きれる自信がなかったのでそのまま起きた。


昨日はあのまま寝ちゃったおかげで制服シワシワ、風呂にも入らず化粧も落とさず、


なんて汚い女子高生なんだと思ったけど、あたしって元からだらしないヤツだったよ、なんて開き直ってみた。



それに、あたしにはそんなどーでもいいことより、もっと考えなくちゃいけないことがある。



旭のこととか…

陽のこととか…

真美さんのこととか…


だけど、考えようとすればするほど頭の回転はますますニブくなっていく気がした。


考えなきゃって思う反面、白黒ハッキリさせないでモヤッとしたままにしたい、考えたくないって気持ちもどこかにあって…


あまのじゃくー…




「はあ…」


机にカバンを置いて窓の外に目をやる。グラウンドでは陸上部の朝練風景が見えた。



……このままボーッとしててもしょうがない。英単語のひとつでも覚えるか…