ふたご王子に恋をした

「…鍵は?」


「家に忘れた。」


「あぁ。」



それでインターホン鳴したのか、と納得したように遼が頷く。




「あ~あぁぁぁ…」


部屋に入るとうなだれるようにしてベッドに飛びこんだ。


色んなことが一気に起き過ぎでしょ…

もうちょっと小分けにしてくんないとバカなあたしの頭じゃ処理しきれないよ!


ふぅ……


まだ、なんとなくあのときのキスの感触が残ってる気がする…


は、ハズい…


あたしは少女マンガみたいに枕に顔を伏せ、足をジタバタさせてみた。


ちょ…これじゃ浮かれてるっぽくない?


やめよ…


最近、

旭も、陽も、


最初に持ってた悪いイメージがどんどん崩れてく。


崩れたら、いいところばっか見えてきて、いい人たち過ぎて、色々悩む…


二人のこと考えるだけで頭がパンクしそう…


あー……


真美さん、


キレイだったなぁ…


いくら過去とは言え、あんなカワイイ人…気にしないわけないよ。


年上かな?
同い年か?
年下!?


なんで別れちゃったのかな…


陽はホントにもう好きじゃなくなったのかな…?


考え出すとキリないな…



そこであたしの意識はフッと落ちた。