ふたご王子に恋をした

「ようは~、呼び込みかオバケか2つにひとつってことだよ。どーすんのー?」


あたしはわざとらしく陽を試すように声をかける、が……



「…てめぇはどうすんだよ。」


「え?」



逆に質問を返され思わず目を丸くする。



「やんのか、やんねーのかどっちかって聞いてんだよ。」



「う……あ、あたしはー…まあ、やってもいいかなって思ってるけど?どうせヒマだしね。」



紗結ちゃんは受付で、千夏はオバケ役でどうせ午前中は一緒に遊ぶ人いなかったし…



「……ふーん。なら…やってもいい。」



「えっ?」



意外な答えに陽の顔を見たが、陽は顔色ひとつ変えず実行委員を見た。



「ありがとう!助かる。それじゃあよろしく。」




そう言うと実行委員は忙しそうにどこかに走っていってしまった。



「…やるんだ。」



「文句あんのかよ。」


「いや…文句はないけど…出来んの?」



「その言葉、そっくりお前に返すわ。」



「できるし!」



「あっそ。…つーかお前、木村のメイク中途半端なんじゃねーの?」


「あ!忘れてた!」


「早く戻れば。」


「おうっ。」