ふたご王子に恋をした

陽に圧倒された女子3人は、後退りするとあたしの前に立ち「すみませんでした」と謝った。



「え、あぁ…はい。」


「謝ったなら早く消えて、ウザイから。」



ドスのきいた陽の声に女の子たちはビビったようで、逃げるかのように走り去っていった。



「はあ…大丈夫かよ。」


「え、あ、うん…」



散らばった衣装を拾いながら陽が近付き顔をのぞきこんだ。


久し振りにマジマジと陽の顔を見て思わずドキリとする。



「立てるか?」


「あぁ…なんと…………か……ったー!」



足に力を入れ立ち上がろうとした瞬間、足首がズキッと痛んだ。


落ちたときに足首をひねったみたい…


最悪ッ!



「あーあ…お前って本当だせぇな…」


「ほっといてよー!あたしだって落ちたくて落ちたわけじゃ…」



……よく考えてみたら、あたし…嫌がらせされたんだよね。


やっぱりほかのクラスの女の子たちにしてみるとあたしって…ウザイとか思われてんのかな…




勝手に勘違いされてそう思われてると思うとなんか切ない…



「……ん、手貸せ。」


「…はい?」


「はい?じゃなくて、手ェ貸せつってんの。」


「お、おう…」