ふたご王子に恋をした

今のって…
あたしに言ってるよね!?


調子になんか乗った覚えないんだけど…



(旭くんと仲良いからってさ、マジ何様?)

(ちょ、聞こえちゃうって!)


(早く行こ。)



おい、コラ。
とっくに聞こえてるっつーの!


そもそもなんで旭が出て来るわけ?


完全にイチャモンじゃん!




でも…



んなこと怖くて反論出来ない…




女の子たちはあたしを見下ろし鋭く睨むと、何事もなかったように歩き出してしまった。





ちょ…ちょっと……








「待てよ、コラ。」






……え?



あたしの真後ろから聞き覚えのある低い声が3人に向かって飛んだ。


振り返るとそこに立っていたのは……




「陽………?」





な、なんで陽がここに…



いつも以上に不機嫌そうな顔をした陽は、スタスタと歩くと3人の前に立ちはだかった。


デカい身長のせいで、ものすごい威圧感がある。



「ひ…陽くん…」


「人にぶつかっといて随分な態度かましてんじゃねーか。」


「べ、別にそんなつもりは…ちゃんと謝ったし…ねえ?」


「んなちっせー声じゃ聞こえねぇんだよ。なめてんのか。」


こ、こっわ!
アンタそれじゃ脅してるようなもんだよ!