ふたご王子に恋をした

そういえば旭って、転入当初はめんどくさいから『いる』ってウソついてたっけ…本当は彼女いないって知ってる女子はごくわずかなんじゃないかな…


「彼女ってまさかウチの学校ってことはないよね!?」


「転入してきてるからね。前の学校の人って可能性もあるでしょ!」



前の学校の人……


ウチに来る前はどんな学校生活送ってたんだろう…


旭も陽もずっとあんなカンジだったのかな…


写真を見た限りでは友達もたくさんいたみたいだけど…


やっぱり女の子からもモテてたんだろうなー…


今は二人とも彼女いないみたいだけど…昔はいたこともあったのかな?



旭はともかく、陽にこういうことを根掘り葉掘り聞くと怒られそうな気がして聞けないし…



「でもウチの学校だったらマジ嫌だわー!やってくれたなってカンジ!」


「どんなヤツか見てみたいよねー!」


「つーか、彼女じゃなくてもベタベタくっついてるヤツがいたらぜひお目にかかりたいよね~!」





こ、怖っ!!


あたし…殺されてもおかしくない立ち位置じゃない?



身の危険を感じあたしは衣装を抱えるとそうっとその場から離れた。