ふたご王子に恋をした

でも係の仕事はしないとダメだよな…


あーあ…
サクッと終わらせて帰ろ!



放課後、帰り支度をする旭を呼び止める。


意識しないよーに…
フツーフツー!



「この後、衣装見に行くから一緒来てほしいんだけど…」



「うん、わかった☆あー…でも、今日掃除当番だから終わってからでもいい?」


「それならあたし先に行って見てくるよ。」


「ホント?ありがと♪終わったらすぐ行くね!」


「はいはい。」




とりあえずひとりで演劇部の部室へ向かう。



「ふう……」



なんだか色んなこと考えすぎて疲れたな今日は……


に、してもあたし最近変だな、ホント…


どうしちゃったのさ。


あたしだけどあたしじゃない、みたいな?


そもそもあたしってなんだろう…



あぁ、もうおかしすぎて哲学的な方向にっ!



「失礼しまーす…」




部室に行くと、あたし以外にも衣装係であろう他クラスの女子たちが色んな衣装や余っている布を引っ張り出していた。


まるでバーゲンだな…


小泉麻衣、

戦場に行ってきます!


腕まくりをし、衣装を選んで抜き取っていく。


「これとか旭くんに合いそうじゃない?」


「こっちの柄もいいよね!」