「とりあえず明日は寸法測るだけだからすぐ終わるし、お礼に旭くんの好きなシュークリーム用意しておくから絶対来て♪」


「わっ!本当に!?じゃあ楽しみにしてるね☆」



満面の笑みで答える旭を見ているとなんだか胸がズキンと痛くなった。


おまけになんかムカつく!


ヘラヘラすんなっ!


「……あ、麻衣!ごめん、それじゃあまた明日ね♪」



げっ!
見つかった!


あたしは慌てて顔を引っ込めたが、走ってきた旭につかまってしまった。



「麻ー衣ちゃん♪何してんの?」



ムッ……


さっきと変わらない笑顔で接してくる旭にまたイライラさを感じる。



「……別に。ジュース買いに来ただけ!」


「そうなんだ。」



「……旭は…女の子にキャーキャー言われて随っ分楽しそうだったね。」


「…そう?」


「うん!すっごいうれしそうにヘラヘラしてたし!アンタがシュークリーム好きなんて知らなかったし!」



……………え?


ちょいちょい。


あたしってば、何ムキになってんだろ…しかもスゴいカンジ悪い言い方してるよね!?


なんであたしこんなこと言ってんの!?