ふたご王子に恋をした

「特に用はない。近くで仕事があったから寄ったまでだ。こないだも言ったが、お前ら問題なんか起こしてないだろうな。」


「……なんだよそれ…」


「バカなお前らでも今が世界的に不況だってことは分かってるだろ。ただでさえピリピリしてる時期に、関係ない場所で波風立てて俺の顔に泥を塗られたら困るってことだよ。」






な…………なに…


コレ………



冷たすぎる言葉、
殺気だった空気、



3人が3人とも敵視しているような雰囲気。





「何のためにお前らを転校させたと思ってる………ん、その子は誰だ?」


「え……あ………」



今さらになって存在に気付いたオジサンは氷のように冷たい眼差しであたしを見た。


や、ヤバい…
怖すぎて…言葉が出ないんですけど…



「関係ねぇだろ。」



陽が戸惑うあたしの前に立った。一瞬にして視界を遮られ、陽の背中しか見えない。



「…ふぅ。くだらない。そんな頭の悪そうな女と遊んでるからお前らはいつまでたっても成長しないんだよ。」


あ、頭の悪そうな女!?


あたしのことだよね!


悪そうってゆーか、悪いけどさ!