ふたご王子に恋をした

「なんか言いたいことあんならハッキリ言え。」


「別にないけど…」


「じゃあ見んな。」



かっちーん。




「なんでアンタってそうキツい言い方しか出来ないわけ!?」



「そんなつもりねーけど。」


「言い方に悪意がある!」


「うるせぇ。耳元でギャーギャーわめくな。」


キーッ!
ムカつく!
ギャフンと言わせたいのにコイツのほうが1枚上手!



「…はぁ。」


「あ!ちょっと!ドコ行くのさ!逃げる気かー!?」



頭からプシューと煙が出てそうな勢いのあたしを放置してスタスタと歩きコーヒーショップに入る陽。


なに!?
勝手にひとり優雅に休憩タイムか!?


店の外から中を眺めていると、しばらくして陽がプラスチックのカップを二つ持って出て来た。



「ん、やるよ。」


「は?」


「飲めば。」


「え、あ、ありがと………」


「お前は短気すぎる。脳に糖分が行き渡ってねーんだよ。」


「アンタに短気とは言われたくないけどね!」



散々暴れて手からダラッダラ血出した人は誰だって話だよ!



「甘いのでも飲んで少しは落ち着け。」


「うっ……わかったよ!」