ふたご王子に恋をした

「わ!本当オシャレー!」


お店の中は輸入雑貨や家具が置いてあって、どれもこれもカワイイ色合い。


「食器類は2階だっけなー。久々だから記憶があいまいで…」


旭を先頭にお店の中央にある螺旋階段をのぼっていく。


のぼりきったところにはキッチン用品が並んでいて、食器類は窓際に並べられていた。


「超かわいい!」


「でしょ!なにがいいかなぁ~?」


「うるさいのが2人も……」


呆れ気味の陽の横でやたらとはしゃぐ旭とあたし。


「ねーねー!見て!これ超カワイイ!これにしなよ!」


あたしが手に取ったのはピンク・水色・黄色の3枚のプラスチック製の皿がセットになったもの。


「うわ…超ハデ。俺絶対使いたくない。」


陽は怪訝そうにあたしを見て答えた。


「食器なんか白くてフツーのやつで十分だろ。」


「え~!それじゃつまんなくない?」


「てめぇが使うわけじゃねえだろーが!」


「いーじゃん麻衣チョイス☆俺、ハデなの好きー♪これ決まりね!」


「正気かお前は。」


「3枚あるからピンクは麻衣用にしてあげるよ♪」


「え!なにそれ!あたしを市瀬家の一員にしてほしくないんだけど!」


「よし!そうと決まったら麻衣の分もいっぱい買わなきゃだ☆」


「だから勝手に話進めんなっつーの!」