ふたご王子に恋をした

うわあ…

引くくらい冷たいわコイツ。


陽はポカンと呆気にとられるギャルをにらむと、首にかけていたヘッドフォンをもう一度かけ直し帰っていった。



「…なにアレー!」

「超カンジ悪くない!?」

「マジだしー!」



うわわわ…
超キレてるし…



「お待たせー☆…どうした?そんな顔して。」


ギャルが帰って行くと同時に旭が戻ってきた。


「え、いや、ちょっとね…命知らずの人たちを見たもんで…早く帰ろ。」


「そだね。」




学校の外は日差しが暑くて焼けそうだったのでなるべく日陰を探して歩いた。



「あのさぁ、なーんで陽ってあんなに女子に対して冷たいわけ?」


「冷たい?そっかなぁ…」


「そうだよ。ハートの弱い女子なら心折れちゃうよ、アレ。」



顔はいーのに性格がアレじゃもったいないよな~…そんなこと言ったら旭もそうだけど。


「ヒナは元々騒がしいのが嫌いだからねー。特に訳分かんないギャルはイチバン嫌いだし。」


「あぁ…」



納得。


「でも………」


「でも?」


「……やっぱなんでもない。」


「なにそれ。モヤモヤすんだけどー!」


旭は何かを言いかけて口を手でおさえた。