ふたご王子に恋をした

なんとか変態を振り切るとバイト先に乗り込んだ。


「お…お疲れさまですッ!」


「あら麻衣ちゃん♪おかえり~☆て、アンタそんなに息切らしてどーしたの!?」


肩で息をするあたしを見て薫ちゃんが驚いた。


「いや…ちょっとね…色々あって…ふぅ…」


なんとか巻いたぜ…




「まぁなんでもいいけど、今日は久々にたくさん働いてもらうわよ!」


「は~い。」



先週はずっとテスト勉強で全然バイトに行けてなかったからだいぶ久し振り。


いつものメイドみたいなブリブリの服に着替えて接客する。


今日はわりとすいてる方だったので、厨房の方の手伝いにも入った。


「………ん?……んん!?」


「な、なに!?」



スポンジをオーブンに入れていると薫ちゃんがクリームを泡立てながらあたしの身体のニオイをクンクンと嗅ぎ始めた。



「………いつもとニオイが違うわね…」


「ニオイ!?え、くさい!?」



走ったから汗くさくなったかな!?



「違う……その逆よ……イイ香りがするわ……香水の…さてはアンタさっきまで男と一緒だったわね?」


「え!?」


鋭ッ!
薫ちゃんの嗅覚スゴすぎでしょ!