…楽しかったんだ、この一週間。


優太の事をすっかり忘れるくらいに。


忘れる以上に…私は健ちゃんを、好きになってしまったんだ…。


でも…どうにもならない…。


涙が頬を伝った。


私は静かに泣きながら…既に見えなくなった車の跡を、ずっと見つめていた。