巡愛。~ずっと好きだった~



健ちゃんは「早く!」というように手を引っ張っていく。


健ちゃんの手は、大きくてゴツゴツしてて、男の人の手だった。


不思議と落ち着いて、心地好かった。



「健ちゃん、急にどうしたの?」



「…あ、すまない。」



健ちゃんは慌ててパッと手を離した。


そして何だかお互いに照れてしまった。



「焼きそば、食べないか?」



「うん、そうだね!」



健ちゃんの提案に賛成し、焼きそばを二つ買って、私はビール、健ちゃんはジュースを貰う。


再びベンチに座って、焼きそばを食べた。


私はビールを飲みながら。


屋台の焼きそば、そしてビールは格別に美味しい。