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腹の激痛で私は倒れ…昏睡に陥りながら…想っていたのは…お前の事。


信玄…いや、晴信。


私はお前に恋をして…一瞬のはかない恋であったが。


あの瞬間は…お前と…心が通ったと…今だに信じている。


お前に恋をして…馬鹿だったと…思う。


身も心も、沢山傷付いた。


憎んで…お前の首を取るのは私だと…それだけを目標に生きてきた。


だが…もしも…今のような世ではなく…


敵だとか…関係ない…


戦い等、存在しない世に生まれていたら…。


お前と…結ばれたのだろうか。