「結衣…っ!」 呼び捨てにされた…と思ったら。 一秒後には、健ちゃんの腕の中にいた。 全身を包まれてるみたいで…温かくて。 「…健士郎…っ!」 これ以上にないっていう位…私の心は幸せで。 ぎゅっと…健ちゃんの胸にしがみついた。 そしたら。 パチパチパチパチ…!! 周囲から、突然拍手が沸き起こる。 ハッとお互い、我に帰って離れて周りを見ると…全校生徒が拍手をしていた。 「良かったな!結衣ねーちゃん!!」 克也が嬉しそうに笑ってて。 …雅ちゃんも…泣きながら、拍手をしてくれていた。