もう…逃げないよ。
健ちゃんから。
この想いから。
私は健ちゃんを真っ直ぐ見つめて…告げた。
「私…っ…私も…!ただの相原結衣として…オッサン臭くて、真面目で…っ優しい…ただの岡田健士郎に…恋したの…!」
泣きながら…ニコッと笑ったら、健ちゃんは泣きそうな顔をした。
「結衣さん…本当に…?」
「うん…っ!ごめんね…!景虎の記憶が強過ぎて…っ!私の気持ち、押さえてた…っ!私は、健ちゃんが好きなの…!」
溢れて止まらない想い。
景虎とか、晴信とか…関係ない。
私は…ただの中学生の、健ちゃんに恋したんだ。

