巡愛。~ずっと好きだった~



「…うん。」



そうだね…景虎も、ずっと晴信を愛していたんだよ。


私は涙が溢れて…言葉にならない。



「晴信を…許せないままでいい。俺を…岡田健士郎を…見ては貰えないだろうか。」



「…え…?」



全校生徒に注目を浴びて…ザワザワしてるのに。


健ちゃんは私だけを真っ直ぐ見つめて。


私の瞳も…健ちゃんしか見えなくて。


時間が止まったみたいだった。



「俺は…晴信の生まれ変わりだが…晴信ではない。俺は…貴方を、裏切らない。俺は…岡田健士郎として、相原結衣に…恋したんだ。」



吸い込まれそうな…真っ直ぐな瞳。


真面目で…真剣で。