とても…そんな気分になれない。 「そっか…。でも…部長は部長であって…晴信とは違う。部長は決して騙したり裏切ったりする人間じゃねぇから。それだけは忘れんなよ。…じゃ!早く元気になれよ!」 生意気な口調で言って、克也は帰って行った。 健ちゃんは、晴信さんとは違う。 それは…頭では解ってる…はずなのに。 どうしても…悲しみと怒りが勝ってしまう。 もう…会わない方が、良いんだ。