巡愛。~ずっと好きだった~



―――キン……ッ



刀が交わる音。


私は全力で晴信に向かう。


やはり…お前と刀を交えると…全身の血が、沸騰する。



「…美しいな、景虎。」



「こんな時に、何を言っている!?」



「剣をっ振るっているお前が…一番、美しい。」



言葉で私を惑わせるつもりか…!


相も変わらず…晴信の太刀は…速くて、重い…!


随分長い間、刀を交え…共に互角…だったのだが。


一瞬、晴信に隙ができた。


その一瞬を、私は見逃さなかった。



「はぁ…っ!!」



思い切り鎧の上から刀で付いた。


その衝撃で…晴信は倒れた。



「晴信、覚悟…!」