巡愛。~ずっと好きだった~



私を見て、不敵に笑う。


この戦が始まって、初めて会う晴信。


…少し、痩せた気がした。


敵なのに…その不敵な笑みを見ると…私の胸は熱くなってしまう。



「用件は何だ?」



「この長い戦に、いい加減飽きた。終わらせようぜ、景虎。」



晴信が刀を、抜いた。


やはり…一騎打ち、ということか。



「確かに…私ももう、終わらせたい。」



誰も巻き添えにせず、私か晴信…どちらかが死ねば、戦は終わるのじゃ。


そして私は…己の義を貫き通す、負けるつもりはない…!


私も、刀を抜いた。


「武田晴信…お前を、斬る…!」


その言葉を合図に、私と晴信は刀を交えた。