溢れて伝う涙もそのままに…走って学校を後にした。


私…バカだ…。


晴信さんと、健ちゃんが同じ人な訳ないじゃない。


全然、違う。


それに健ちゃんは中学生で…私は10歳も年上で…。


犯罪の領域だよ…。


…付き合える訳がないじゃない…。


健ちゃんには雅ちゃんみたいな、同い年でキレイな子が合ってる。


私じゃ…ダメだよ…。







帰ってから、泣き疲れたのか…異様な眠気に襲われた。


…何…これ…。


起きてられない…。


殆ど、気絶するかのような感じで…私は眠りに落ちた。


深い、眠りに。