「ううん、来てくれて嬉しいよ!上がって。中で話聞くよ。」
とにかく来てくれた事が嬉しくて、私は健ちゃんを部屋に促した。
「お邪魔します。」
本当に礼儀正しいなぁ、と思って少しおかしかった。
でも…あぁ健ちゃんだ、って思って。
「適当に座って!お茶で良い?」
「あぁ、お構いなく…。」
私は取り敢えず麦茶を入れて、健ちゃんに差し出した。
狭いマンションの一室だから、ソファーとかは置いてない。
テーブルに座布団。
健ちゃんは丁寧に正座して…どこか挙動不審にソワソワしてる。
…もしかして…緊張してるの…?
そう思ったら、私まで緊張してきちゃう。

