巡愛。~ずっと好きだった~



視線を泳がせる健ちゃんが、何だか可愛いかった。



「そんなことないよ!楽しみにしてるね!」



私が笑顔で答えたら、ホッとしたように健ちゃんも笑った。


やった、これでまた会える!



「そろそろ失礼する。」



時計を見ると…もうお昼前だった。


つくづく申し訳ない…。



「うん、ほんと何もお構いできなくてごめんね…!ありがとう!」



慌てて玄関まで健ちゃんを見送った。


いつでも来て…なんて言えないよね、やっぱり…。



「そうだ、結衣さん。」



帰ろうとする健ちゃんが振り返る。



「飲み過ぎるなよ。」