けど飛鳥は、 「あたしはお姉ちゃんが好きなの!だから登校の時くらいは一緒にいたいんだもん」 と言ってくる。 私の唯一の幸せはこんな妹がいることなのかもしれない。 「それじゃあね」 「うん、今日の卒業式あたし泣いちゃうかも(笑)頑張ってね」 「…うん、ありがとう」 飛鳥からエールをもらい、少し微笑み返し、今日で最後になる教室へと向かった。