時計塔





「何で疑問形だよ!(笑)」

「ってかよ、お前他の女は?」

「あ?んまぁ一応俺がこういうヤツだってことはばれてねぇけどよ」

「もちろんアイツも遊びだろ?そのお前の隣の奴」

「は?あたりめーじゃん!またいつもと同じパターン。まぁ顔はそんなに悪くないからさ、ちょっと遊んでやってる感じ?」


―――――――――――私が、遊び?



「ひでーな、お前(笑)」

「ひどくて結構~、女って本当バカな生き物だよな」

「言えてる」

「ちょっと相手してやるとホイホイついてくるもんな」

「ほんとまたお前の相手になったやつは気の毒だな」

「気の毒っつーか、あっちがバカなだけ……



バンッ!



私は堪え切れなくなりドアを思い切り開けた。



そしたら輝以外の男たちが「やべぇ、話聞いてたかな?」などこそこそ言っているのが聞こえた。




聞こえてるにきまってるじゃない。



そう思いながら取りに来たものを取りそのまま教室を後にした。