みひつの天然色

「多分この中で一番女受けする男らしさを持ってるのって、伽羅なんだよ。

だから”守る”なんて似合いすぎてて、何か腹立たしい」

「そうそう」

「何さ、今、唯一を守るのは役不足だって言ったじゃない」

「言ったな。

この中で一番でも、やっぱり役不足なんだよ。

唯一は男で、タフで、というか能天気で、だから、それでいいんだ」

そう、かもしれない。

「オレ、不自由感じてないし。

おまけにいっつも、どれだけ我がまましててもしてても傍にいてくれる人間が二人もいるんだから、最強」

言って、母上のしいた布団の上に、唯一がぱったりと倒れこむ。