痛みにごまかされて、流血してることに気付かなかった。 「痛てて」 あたしの目が痛みのせいで涙に潤む。 「ごめん。乱暴だった。 しかも、止まってない」 透夜はあたふたとポケットを探ると、ここにくる途中でもらったらしきポケットティッシュを取り出した。 そこから一枚引き抜いて、あたしに、近づく。 急激にドキドキして、あたしはカタまる。 透夜は不意に、ぴたっと動きを止める。 あたしをじって見る。 「また、脅かすとこだった」