「あなた、唯一くんと付き合ってるんでしょう?」 あたしは即首を横に振った。 「残念ながら、ただの幼馴染で、ただのバンド仲間です」 ニッコリ笑って言ってみる。 けれど、そんなことじゃあ、ごまかせないのがだいたいのところで。 今回もそうだった。 「トボけないで」 あたしは、いきなり髪をつかまれて、不意をつかれたまま、そこにあったテーブルにぶつけられた。